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2006年 11月 12日 ( 1 )

DJ 胆石、お勧めの一枚(Part.2)

昼間の雨も夜になるとすっかり上がり、風が強くなると同時に急激に冷えて来た。本日は昨夜に引き続き、DJ胆石氏(今年のベストCD !?)お勧めの一枚を。実はこれ、持ってるだろうと思ってCD棚を探したけど、完全に抜け落ちてた。他のはみんな持ってるのにね。それで胆石氏のメールの後、レンタル屋でゲット。

b0075025_525785.jpg「Wu-Tang Clan ~ The W」

各メンバーのソロ作が頻繁にリリースされていた頃、Snoop Dogg、Nas、Isaac Hayes、Redman、Junior Reid他、多彩なゲスト陣を迎えた00年発表の3rdアルバム。2ndでのプロデュース業務の分担の反省からか、1st製作時の基本に戻るかのように、1曲を除く全ての楽曲でRZAがプロデュースを担当。このアルバム制作時、逃走中(!)だったOl' Dirty Busterdは1曲のみ参加。

既成概念をぶち壊す無軌道なエネルギー感。それでいて恐ろしい程に細かいところまで神経の行き届いたサウンド。研ぎ澄まされたシンプルなループにぶっといビートに、キャラクターのはっきりした個性的なMC。でもそれがどこまで意識的に行われているのか謎だったりもする。ま、それがWu-Tangの魅力って感じか。

これは、いわゆるアカデミックな音楽教育を受けた人間には、逆立ちしたって作れないサウンドだろう。だってメチャクチャなんだもん(笑)タイミングやピッチのズレ方、コードの展開の仕方。ここにはヒットチャートに慣らされたHipHopが失いかけてる"野生"がまだ息づいてる。RZA。この男、ただ者じゃないです。

個人的には1st「Enter The Wu-Tang: 36 Chambers」がやっぱりベストのような気もするが...。あれを初めて聴いた時の衝撃ってぇのは、今だ忘れられず。何じゃこりゃ!?って思ったもんね。この3rdアルバムを聴くと、1stの醸し出すオーラみたいな物が、いかに奇蹟的だったかって事を物語っているようで...。いや、胆石さん、これもバラエティに富んでなかなか良い作品でしたよ。あしからず。
by hiro_c5884 | 2006-11-12 06:12 | Comments(0)