夕方、ちょっとヤボ用で舞浜の"IKSPIARI"へ行ってきたが、もうクリスマスの飾り付けが始まってた。早っ!まあ、世間的には連休終了&通常営業に戻りって事で割とまったりとした空気。そんな夜にはこんな音楽を。
「The Cinematic Orchestra ~ Man With a Movie Camera」
ロシアの前衛無声映画『Man With a Movie Camera』のフィルムスコアというコンセプトで作られた、03年Ninja Tuneから発表の作品。って事は、Future Jazz,Nu-Jazzと呼ばれる文脈で語られてるのかな。Hip Hop、Techno、Brake Beats、Ambientを通過した耳で、録音技術を駆使し贅沢に生楽器を使ったOrchestraって感じ...か。
このThe Cinematic Orchestra、J.Swinscoeって人が中心になってるバンドと呼ぶよりはプロジェクトらしい。例のロシアの無声映画も1929年の作品だっていうし、Art Ensemble of Chicagoの曲(Theme De Yoyo)をやっていたりと、ちょっと聴いた感じ何考えてるヤツなのかどんな趣味なのか、捕らえ所の無い感じ。
それでも音楽自体は、ストリングスアレンジや生楽器の質感の作り方、TurntablesやElectronicsが作り出す控えめ(?)なSEがいい感じ。全体としてダウンテンポの曲が多く、ゆったり心地良く聴ける。正に"Cinematic"、目を瞑って聴いていると映像が浮かんで来る音ではありますな。02年には来日してFuji Rock(!)なんかでライヴをやったらしいが、これ生で聴いたら確かに気持ち良かんべなー。