人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本日の温故知新

皆さま、さぞや楽しい連休をお過ごしの事と思います...と、皮肉&愚痴のひとつも言いたくなってきた今日この頃。仕事中の楽しみと言えば、ラジオから流れる音楽に耳を傾ける位。そんな本日、一押しでシビレた(?)音楽はこれ。

本日の温故知新_b0075025_3484187.jpg「Count Basie ~ Count Basie And The Kansas City 7」

62年録音。メンバーは、Count Basie (p,org)、Freddie Green (g)、Eddie Jones (b)、Sonny Payne (dr)、Thad Jones (tp)、Frank Foster (ts)、Frank Wess(ts,fl)、Eric Dixon (ts,fl)。これが"Impulse"から出てる(当時は前衛バリバリのレーベル)というのが何とも不思議。Basieといえば"Big Band"のイメージだが、これはCombo物。

Basie、Green、Jones、Payneのリズム隊が作り出すシンプルこの上ないSwing感がサイコー!アレンジも本当に気が利いてる。無駄な音がひとつも無い。アルバム通してミディアムテンポ主体の構成が、心地良くリラックスさせてくれる。そう、つまんねぇ仕事をしてても暖かい気持ちにさせてくれる音って事さw。

それにしてもBasieのpianoは凄い。こんな少ない音で(少ない音だからこそ?)完璧にSwingさせるセンスとタイム感。一音「ぱ〜ん」って弾いた音の凄み。それを管楽器の隙間を縫うように、ここぞというタイミングで鳴らされると、もうそれだけで思わず頬がニンマり緩んでしまう。その最小限の音数でSwingさせる事ができるのも、Freddie Greenを始めとする素晴らしいプレイヤーがこの音楽のボトムをきっちり支えているからなんだけどね。今聴いても全然古さを感じないよ。

このOne Grooveで押してくる感じとか、隙間スカスカの感じって、JBなんかのFunkやHipHopにも相通ずる物を感じない?黒人音楽独特の美学とでも申しましょうか...。とにかくこの音楽を聴いて暗い気分になる人はいないんじゃないかな?すべての人をHappyにする、そんなサイコーな音楽です♡
by hiro_c5884 | 2006-11-05 04:53 | Comments(0)
<< The half of the... Guitar脳とBass脳 !? >>