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Barery Legal !?

夜になってネットをちょろちょろチェックしてたら「Banksy」の記事を発見。

グラフィティ・アーティスト「Banksy」は16日、ロサンゼルス初の展覧会をオープンし、富と自分主義が名物の街に破壊分子的ユーモアと反資本主義的メッセージを運んできた。「Barery Legal(ほとんど合法)」と題された3日間の無料イベントは、「破壊倉庫祭典」と宣伝され、この神出鬼没の「ゲリラ・アーティスト」につきものの困惑と興奮をもって迎えられた。...ロイターより

この「Banksy」をご存知ない方は、とりあえず彼のサイトを覗いてみて欲しい。加えて、この展覧会の模様もYou Tubeで「Banksy」と入れて検索してもらえば、他の面白い映像と共に観られるはず。

Barery Legal !?_b0075025_421395.jpg写真のピンクの象がこの展覧会の主役らしい。作品のタイトルは「Home Sweet Home」。「私たちは彼女(象)を見ずに、ソファに座り続けています。私の理解では、象は無視され続けている全世界の問題を象徴しているのです」と、飼育係氏。「私は象に危害をおよぼすことは決してしません。塗料には毒性は無く洗い流すことができ、少しも痛みません」と続ける。

他にもParis HiltonのCDを自分で勝手にRemix(?)して、"Why Am I Famous?" (私はどうして有名なの?)"What Am I For?"(私は何のために?)と名付け、CDショップにゲリラ的に本物の商品とすり替えて置いて回るという、Barery LegalというよりはIllegal(?)なパフォーマンスも。実はこの人、過去にも美術館や博物館に自分の作品を勝手に展示しちゃう前科(?)も多数あり。何と痛快な!

HipHopから始まったグラフィティ・アートの発展形、もしくは現在進行形。HipHopが生まれた頃のスピリット「持たざる者から権威(権力)への抵抗」を色濃く残すアーティスト。彼の作品の中で、手榴弾(or火炎瓶)を投げる姿勢を取った男の手の先に花束が...って作品だったり、戦闘用のヘリコプターにかわいいピンクのリボンが結びつけてあったり...と、好きな作品は多い。どれも反骨精神とユーモアのバランスが素晴らしい。何かを付け加えたり混ぜ合わせたり、ちょっと視線を変えてみる事で、物事の本質まで変容させてしまう作品群。

強力にHipHopを感じさせてくれるんだよねぇー。うん、かっこ良いデス (。-_-。)
by hiro_c5884 | 2006-09-20 05:26 | Comments(0)
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