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ABBAな夜

仕事中、J-WAVEの小林克也氏の番組で「ABBA」特集を聴いた。(二番目のBは反対向いてるんだけど、そんなフォントが無い...汗)これだけまとめて「ABBA」を聴いたのは、超久しぶり。いいねぇ。凄いや。ホント良く出来てる。

小林克也氏の解説で、リアルタイムで聴いていた頃には解らなかったいろんな事が見えて来る。当時の世界情勢&風俗etc...「ABBA」ってアメリカを中心とするPopsとかRockの文脈で考えると意外と妙な位置にいるので、切り離して考えてた部分が多いんだけど、それが一本の線で繋がった感じ。「白い」サウンドの指摘や、ゲイ・ディスコから火がついた「Dancing Queen」の話、スゥエーデン訛りの英語から来るエキゾチシズム、歌詞のエロさ、専属デザイナーによる衣装やステージ等のプロダクションへのこだわり等、興味深い話が続く。よく聴けば音楽的には「Beatles」と「Phil Spector」の発展形とも言えるんだろうけど...。いやはや、完璧な「プロ」のお仕事ですね、これは。

ABBAな夜_b0075025_3524622.jpg番組の企画自体が「Gimme Gimme Gimme」をMADONNAの「Hung Up」がサンプリングしてるあたりから来てるんだろうけど、そういう直接的な事以外でも、今だ「ABBA」の影響は大ですよ。番組では言ってなかったけど、日本の「Puffy」のハーモニーの質感なんて、考えてみればモロそれだもんね。...って、今頃関心してるのは私だけ? こうやって「ABBA」の事をBlogに真面目に書いてる自分ってぇのが、当時を振り返りふと我に返ると一番驚いてしまうわな...。∑( ̄ロ ̄|||)

こうして年齢を重ねて、昔の音をまた違った感じて楽しめるってぇのはいいっスね。あ、そう言ゃあ、CDの総売り上げから30〜50代が旧譜(再発モノ)を購入する割合ってぇのが増えてるらしいぜ。金にモノ言わせて、若い頃に聴きたかったブツを「大人買い」してるらしい。若者はネットで新譜をDL、オヤジは旧譜をCDで...って、そう単純な図式じゃないだろうけど。新しい音楽を創るって事は、こういった過去の莫大な音楽のアーカイヴへの愛情と対抗心(?)に、今生きてる自分のエネルギーをいかに注ぐって事なのかな...なぁ〜んて、季節の変わり目はいろいろ頭が混乱。ま、意味不明はいつもの事で。(;^_^A
by hiro_c5884 | 2006-08-28 04:35 | Comments(0)
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