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Live At Tonic〜Christian Mcbride

pm1~10迄という長時間だったが、本日のリハも無事終了。いろいろ人に自分の意見や想いを理解してもらう事は難しい。ひとりひとりがいろんなプライドを背負って生きている以上、そりゃ批判されるのは面白く無い事は百も承知。が、言わねば次のステップに進めない。目をつぶって回りの意見をシャットアウトしてるだけじゃ駄目で、冷静な判断をする為にも一歩下がって客観的に聞く耳をもたねば...って現場に居た人以外は意味不明でしょうが、いろいろバンドも大変なのよ...って話でお茶を濁しておきませう。

Live At Tonic〜Christian Mcbride_b0075025_5282326.jpg今日参考音源としてスタジオに持って行ったCDをばついでにここでもご紹介。
「Live At Tonic〜Christian Mcbride」
ベーシストChristian Mcbrideの3枚組ライヴアルバム。1枚目は自己のグループでの演奏。2、3枚目はそれぞれゲストを迎えてのジャムセッションを収録。これでお値段(輸入盤)¥1,960はなかなかお買い得でした。最初のきっかけは、Rahzel脱退後、The RootsでHuman Beat BoxerをやってるScratchがゲスト参加しているので興味を引かれて購入したの。彼に関しての感想は、やっぱ化け物。いったいこの人どんな声帯をしてるんでしょ?いやこれは凄い武器だね。単なるキワものの域を超えて、グルーヴ感や客の煽り方等、表現の幅がもの凄い事になってる。HipHopファン&Jazzファン以外の人にも是非一聴をお勧めします。マジ、笑っちゃうから。

あ、レギュラーバンドメンバーの方も紹介せねば。Christian McBride(b)リーダーの他は、Geoffrey Keezer(key)、Terreon Gully(ds)、Ron Blake(sax,fl)という面子。Christian McBrideのイメージとしては、馬鹿テクで優等生的な4ビートを演奏するって感じだったが、暫く聴かないというか興味を失ってた間にこんなバカヤローに化けちゃってたのね。うれしい誤算。dsのTerreon Gullyって奴も名前は知らなかったけど、なかなかこいつただ者じゃないっス。スパッと切れるけど、尖った感じで好印象。このレギュラーメンバーでWeather Reportちっく(実際にWeatherの曲もやってる)な演奏を披露。

ゲスト陣は、2枚目に、Charlie Hunter(g)、Jason Moran(p)、Jenny Schienman(vln)。3枚目に、Eric Krasno(g)、DJ Logic(turntables)、Scratch(beat box)、Rashawn Ross(tp)が参加。長尺のダラダラしたジャムセッションになりがちな所をちゃんと緊張感を保って展開していく所が圧巻。みんな反応が凄い。どこまで決めてあるのかいろいろ詮索して聴いてみる。フレーズの引用(?)もOtis Redding、JB、Curtis Mayfield、Kraftwerk他盛り沢山。Milesの「Bitches Brew」まで飛び出す始末。何ってったらいいんだろうねぇー。Jazz屋さんにありがちな頭デッカチ感が稀薄で楽しいんだよ。それでいてかなり高度な事もサラリとやってのけてしまう。いやぁ、参りましたね。

アメリカ文化の底力って言うか、Black Musicのエッセンスが世代やジャンルを超えて交錯し合ってるの。あー、仲間に入って一緒に演奏したいっ!って身の程知らず(?)に思っちゃったね。ウチ等のバンドとはアプローチは違うが、学ぶべき点は多数という音源紹介の巻でした。ジャンジャン!
by hiro_c5884 | 2006-07-18 06:20 | Comments(0)
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