週末のイベントを前に

今週末「庄田次郎生誕60祝祭大噴火in東京場所」なるイベントに参加します。そこでこのイベントの主役、次郎さんとの事についていろいろ書いてみようと思った。とは言っても、これだけの長い付き合い。エピソードって言ったって、ちょっとやそっとじゃ語れる量でもないので、とりあえずここは出会った頃の記憶を辿ってみようと思う。何ぶんかなり昔の話なので、どれだけ思い出せるのやら──。
(庄田次郎って誰?って人は、特設サイトからリンク辿っていろいろ見て下さい)

初めて会ったのは、かれこれ20年前。当時同じ職場にいた、アーティスト兼パフォーマーのナガッチョ氏に誘われて、今は無き荻窪グッドマンへライブを観に行ったのが最初だったと思う。確かその時の次郎さんは、ウッドベースの飯田さんとのデュオで出演してた。ライブ終了後にいろいろ話をして、確かその時に初めて「NEW JAZZ SYNDICATE」の存在を知ったし、そういう自由なセッションの場があるって事も知った。ちょっと記憶が曖昧だけど、確か、銀座の画廊「ケルビーム」ってところで、そのセッションを始めるって話だったんじゃなかったっけかな。曰く、音楽やってるんなら是非来い!と。その話を聞いて、期待に胸膨らませながらギターを抱え、参加しに行ったのを憶えてる。当時の自分は、Free Jazzやら即興演奏なんて、ほとんど全くと言っていいほど知らなかった。次郎さんという人の魅力もあったし、とにかく毎回が新鮮、且つ目から鱗状態で、とにかく楽しかったのを覚えてる。ま、怖いもの知らずの小僧だった訳さ;

ひょんな流れで、その「ケルビーム」セッションの帰り、次郎さんが家に泊まりに来るようになった。それからは、もう毎回;ま、ある意味、俺んちが東京の別宅になっちゃった訳。で、いろんな話をしたよ。阿部薫の話とか、芥正彦氏のエピソードだとか、富樫さんの話とか、昔の新宿の話とか、ニューヨークの話とか──。当時は、話半分で軽く聞き流してたけど、今考えるとそれも貴重な事だったのね。レンタルビデオ借りて、よく映画も一緒に観たな。ま、次郎さんは大抵酔っ払って途中で大イビキかいて寝てたけど;

その頃の自分は、バンド活動もパッとしなくて、でもとにかく音楽はやりたくて、ひとりでも何か作れるんじゃないかと機材を揃え出してた時期だった。ドラムマシンやらシーケンサーやら買い込んで。ちょうどYAMAHAのシンセ、DX-7とかがブームになった頃さ。家に来てそういう機材がゴロゴロしてるのを見た次郎さん。「じゃあ、これ使ってバンドやろう」って話になった。で、参考資料として聴かせてくれた、次郎さんが友人にもらったという一本のテープ。「こんな感じの音、作れない?」って話が最初だった気がする。そのテープの演奏の主が誰だったかは覚えていない。家中探せばどこかにあるかな── 恐らくインディーズでリリースされたであろうマイナーな音源。シンプルなリズムマシンのパターンの上で、トランペットが自由に即興してる。そのテープをお手本に自分でドラムマシンにパターンを打ち込んで、荻窪グッドマンでライブをやるようになった。ちょうどその頃次郎さんがやってたデュオに参加したって形。次郎さんもトランペットにエフェクターかましたりして、完全アコースティックデュオから、電化トリオへ。

この荻窪グッドマンでのライブ、当時、電車で通ってた訳だけどさ。今だとちょっと考えられない程の機材、ギター、エフェクター、シンセ、リズムマシンetc── これ全部ひとりで抱えて電車乗って通ってた。DX-7とかもうめっちゃ重くて、駅まで担いで行くのが辛かったのを覚えてる。でも次郎さんは「演奏は、機材を運ぶ段階から始まってるんだ!機材運搬も立派な演奏のうち!」とか言っちゃってさ。ま、間違ってないよね。そういう次郎さんもデカいバック背負って、伊豆下田から鈍行に乗って通ってた。それは未だに続いてるかな── 。

そうこうしてる間に、関西&九州へツアーへ行く事になり、バンド名を「Cozmic Zoo」って名前にして、ドラムに岩ちゃんが入り、サックスに金ちゃんが入り、次郎さんはモヒカンになり、ステージで全裸になるようになり──; 
またここからも面白い話テンコ盛り、それから長〜い長〜い話になって行く訳ではあるけどさ、そんなモン、書ききれねぇーよ!
だから、またの機会(ホント?)にいたしましょう。

とにかくね。今、自分がこうして音楽やれてるのも、ある意味次郎さんのお陰だし、いろんな経験もさせてもらったし、いろんな事を教えてもらった。周りを見渡してみても次郎さんを通じて出会った仲間の多い事多い事。そんな仲間達が、今の自分の財産である事には間違いない。大袈裟でなく、ホント、心からそう思う。感謝してますよ、マジで、次郎さんには。──ってあらためて文章にすると照れ臭くってしょうがない。ま、今回の還暦祝いイベント、とにかく気合い入れて演奏しますよ。そしてまた、新たないろんな出会いがあればいいなと思っております。
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by hiro_c5884 | 2009-04-08 06:35 | Comments(0)
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